まだまだ遊びのツールとしての認識をされている方の多いSNS。
SNSマーケティングを強く必要だと感じている方と、
そうでない方の差はとても大きいと感じています。
経済産業省による報告書
実は2016年に経済産業省から
が発表されているのはご存知でしょうか。
3年も前から政府は企業のSNS活用を推進しています。
この報告書の中では、取組事例の紹介や、企業のSNS普及にあたっての課題とその解決策の検討について書かれています。
では、この報告書の内容に沿って企業のSNSマーケティングの重要性についてお話します。
なぜSNSマーケティングか?
まず、その背景にあるのは、スマホの高い普及率に比例したSNSの利用率の増加です。 【合わせて読みたい】日本のスマホ普及率と情報の変化
企業側から見ると、
ソーシャルメディアは、低コストで消費者に情報提供をしたり、消費者ニーズに応じたマーケティング・商品開発を行ったりすることを可能にします。
また、ソーシャルメディアを積極的に活用している企業においては、顧客のタイプや製品・サービスなどに応じて、多様なソーシャルメディアが利用されており、
効果測定の方法としては、ECサイトへの流入数、シェア数、投稿を見たユーザーの反応を測るエンゲージメント率と呼ばれる指標などを、目的に応じて活用しています。
このように消費者の反応を数値化することが可能なため、
単純にチラシを配って客を待つ一方的なPRとは全く異なります。
SNSは、その投稿に対しての評価を数値化することが可能であり、また、一度利用してくれた消費者をリピーターへ繋げるためのアクションや消費者との信頼関係を作るなど消費者との距離をぐっと縮めることも可能です。
このため、特に中堅・中小規模の企業にとっては、消費者の反応を見ながら効率的にビジネスチャンスを広げられる可能性の大きい媒体です。
国内外の企業の先進的なSNS活用
先進的なSNS活用の大きなポイントとして、
「売るための情報を一気に拡散する」という活用から、
「共感を得て、顧客との 一歩踏み込んだ関係を構築」「顧客の本音や真のニーズを知り、製品やサー ビスに生かす」ためのツールとして活用する動きへと変わっています。
僕もよくお客様に「どれだけ売れるの?」と聞かれます。
しかしその度僕は
「SNSは売り上げを上げるためのツールではなく、顧客認知をさせるためのツールです」
と答えます。
その認知がどれほど重要か、顧客との距離を縮めること、顧客のニーズを知ることがどれほど重要か。マーケティングについてある程度知っている方であればよく理解頂けるかと思います。
良いものだけを作っていれば良いと言った時代はとっくに終了しています。
今はマーケティング4.0時代。
顧客の声やシェアを制した企業が市場を制すると言っても過言ではありません。
企業のSNSマーケティングにおける課題
企業のSNS活用の課題について報告書ではこのように記されています。
”FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを活用した販路開拓、ブランディング、更にはそこから得られる消費者ニーズを商品企画に活かすといった取組は有望な分野ではあるものの、企業において手法や必要な人材・体制等が確立されておらず、積極的に活用している企業は一部にとどまっています。”
課題は、手法や必要な人材・体制等が確立されていないこと。
SNSは誰でも簡単に始められるツールであるため遊びの一貫のように安易に考えている方が多くいます。
しかし、定期的な投稿や、効果的な投稿内容、写真撮影、顧客へのアクションサポートと分析。更にそれらをどう言った目的・目標・ターゲッティングで行っていくか、、
その業務の多さに大手企業・行政となるとSNS担当部署が配備されているくらいに企業の運用となるとなかなかやることは多くあります。
まとめ
難しく考える必要はありませんが、何よりも効果的に、そして継続することが重要です。
僕がSNSマーケティングを行わせて頂いたユーザー様の中でも僕の手が離れた途端に投稿をやめてしまい継続することができていないアカウントは多数あります。
逆に継続することができているアカウントは驚くほど確実に効果をあげており、クロスメディアマーケティングも起こすことができています。
企業のSNS運用は今や必須です。
SNSを使わないことには誰にも知られない時代です。
SNSは大きな可能性をうむ媒体です。
様々な企業の運用事例を参考にするのも効果的だと思います。
是非効果的なSNSマーケティングを!
Comments